私たちは仕事をして、お金を稼ぎます。
その先に、得たお金をどう使うのかは、千差万別。
賢く使うことでますますお金を増やす人
お金を活用して幸せや、楽しみを得る人
憂さ晴らしに散財してしまう人、異性に貢ぐ人、
物を買う人、体験を買う人、寄付する人、などなど
お金には色んな使い方があります。
さて、無数の選択肢の中でお金には
死に金になる使い方と、
人生が変わるお金の使い方があります。
私にはアメリカに住む大富豪のメンターがいるのですが、
彼から教わった最強のお金の使い方、
それをここでは紹介します。
この記事の目次
人生が変わる最強のお金の使い方
教え1「荷物にならないモノを買いなさい」
「荷物になるものは持つな」
そう彼は教えてくれました。
私が「これいいなー」「ほしいなー」と言っても、
「知識とか体に入れる良い食物を買うのはいいけど、余計な荷物になるモノは持つな」
といつも言われていたのです。
一般的にお金持ちの家は、ポルシェやフェラーリのような高級車があったり、
豪華な家具があったり、ウォークインクローゼットの中には
何十着ものブランドのスーツや綺麗なドレスがあったりするものですが、
彼の家にはほとんどありませんでした。
食事にはすごくこだわっていて、スーパーに行けば
必ず裏にある食品表示をやたら時間をかけてじっと見ており、
牛や鶏の飼育方法とか、原産地とか、AOPとか
そんなことを調べ、値段は高くても(ほとんど見ないで)買ってました。
また、ちょっとでも欲しい本があればアマゾンでまとめて買っていて、
「たとえ今すぐ読まなくてもいいからとにかく手元においておく」
というまでの情報収集家でした。
家は図書館のように本がずらっと並んでおり、
知識や情報に対する出費は全く気にしていません。
他にも、
「私は24時間あればすべてをパッキングして国境を超え、
移動した国で生計を立てることが出来る」
そんなことを言っていました。
当時の私には意味不明でしたが、
今ならその意味は少しわかるようになりました。
これからの時代は、国境というものの意味が薄れていきます。
国や会社に依存している人は国家衰退の犠牲者となり、
その反面、一部の先見性があり、自らを磨き上げている人は、
生まれた場所や人種にかかわらず、
自分が有利な場所、よりよく生活できる所
を自由に移動していくことになります。
フランスの天才経済学者、ジャック・アタリさんは
そのような人々をハイパーノマドと名付け、
21世紀では先進国、途上国といった国同士の格差は小さくなり、
代わって自分の知識を売れる人と、売れない人の格差が
広がっていく時代になるといいます。
私達の先祖は、何千年もずっと遊牧の民として、
各地を移動しながら暮らしていました。
それが人類の本来あるべき姿なのでしょう。
これからの時代を生き抜くには、身軽であること、
お金を払っても人が聞きたいと思う知識があること、
そして何よりも健康であること、
そういったものが大切になっていくのだと思います。
教え2「職人が作る物を買って、死ぬまで大事にしなさい」
「物を大事にしなさい」
ということを両親から教わった人は多いでしょう。
私自身そうやって幼少期に親から教育されて育ちました。
しかし、今回紹介するコンセプトは、日本人が親から教わる
「物を大事にしない」という一般基準から明らかに逸脱したレベルです。
アメリカに住む大富豪のメンターは
鞄、時計、万年筆、靴、服といったものは、職人がハンドメイドで
作ったような、とにかくクオリティが高いものを少数買って、
10年、20年、30年と使っているのです。
彼が使っているモノには「10年物」がかなりあります。
けど、リペアをしているので全然ボロボロになっていないのです。
普通、大事にすると言っても
破れたら捨てる、壊れたら新しい物に買い換えるでしょう。
しかし、彼は日本人のように壊れたら捨てるではなく、
壊れても修理して何度でもキレイにするのです。
「これは息子が大人になったらプレゼントする」
と言っていたり、
自分が何十年と大切にしたものは、
子供にも継承して、一族で代々受け継いでいくという考えです。
そんな古臭いもの若者は欲しくない!と思ってしまうかもしれませんが、
ヴィンテージな感じになっていて、非常にカッコイイものです。
調度品や、ワインが古くなるほど値段が上がるのと同じで、
買った時よりも価値が上がっている物も多いようです。
ただし、高いからいいモノというわけでもなく、
工場で作られた大量生産のブランドバッグのようなものは買いません。
ブランド品は値段は高くても、クオリティーと比例してません。
3000円で作って、30万で販売している世界です。
ハンドメイドで、職人の技術が込められ、世代を超えて100年後も使える
そんな最高品質のものを手にして、長く使っていくことが大切です。
買うなら、中途半端な物は買わないほうがいいです。
時間枠で考えてください。
10 年、20 年、30 年経った時に、今買った物の価値が上がっているか、
価値を生み出しているかと、考えて欲しいです。
そういったものを死ぬまで大事にする、
または死んだ後でも子孫に託す、
それだけの価値があるモノにお金をつかうことです。
もし、どうしてもいらなくなった場合、
転売に出せば買った時の値段よりも高く売れる、
そういったものにお金をつかうことです。
「価値」ということについて、少しずつマスターして、
心に染み込ませて理解して欲しいと思います。
教え3「誰に支払うのかを意識」
仮に、コーヒーを飲みにお店に入るとします。
グローバルにチェーン展開しているスターバックスやマクドナルド
のような有名なところに行きますか?
それとも、地元ローカルの人が経営している世界で1つしか無い
コーヒーショップや喫茶店に行きますか?
私は、誰もが知っているメジャーなチェーンのカフェと、
個人経営の名を聞いたこともない喫茶店が並んでいたら、
迷わず個人経営の喫茶店に入ります。
世界を旅している時も、できるだけその国の地元の人が
運営しているお店に入ります。
お店に行く場合、ローカルか、ローカルじゃないか、
という観点を常に持っています。
理由は2つ、
1つは、その地域でしか無い、世界で1つだけのもの、
こだわりのものに巡り会える可能性があるから。
2つ目に、地域に払ったお金は、その地域の中で再び消費され、
巡り巡って活性化につながっていくから。
「あなたの支払いは、誰かの収入」なのです。
お金を払うということは、
あなたが欲しいものを手にすると同時に、
「応援」でもあるのです。
教え2で、「職人の作ったものを選ぶ」ということも、
この意識があるからです。
職人さんを応援したいから、彼らの商品を買うのです。
お金を払うということは、ただほしいもを買うだけじゃない
意味があるのです。
あなたは、誰を応援したいですか?
そして、もし、あなたがよりビジネスで成功したいなら、
応援される人になって下さい。
先ほどの逆となり、
「あなたの収入は、誰かの支払い」だからです。
他の誰かが支払ったお金が、あなたの収入となります。
この時、応援される人の元には、支払いたい人が増えていきます。
これを覚えておいて欲しい、
それだけで人生は変わるはずです。
教え4「投資以外しない」
投資とは何か?
「株を売買することかな」「FXかな」「不動産かな」「投資信託かな」
一般的にはそういったものをイメージするでしょう。
しかし、ここでいう投資とはもっと大きなものです。
お金を使う時に、5年後、10年後になったときでも
価値が上がり続ける物、価値を生み出す物が投資行為です。
「投資以外しない」ということは、
「価値が上がるモノ以外は買わない」ということです。
これから出すお金、1円、1円をすべてを投資行為にしていく、
そうすることで無駄遣いが極限までゼロになっていきます。
投資マインドを常日頃から意識することです。
この心がけは非常に大切で、これ1つだけで人生に大きな差が開きます。
また、投資意識があるだけで、衝動買いが無くなります。
多くの場合、感情的にお金を使う時に、間違いがおきます。
物を買うときに「無駄遣い」か「投資か」と考えるクセをつけることです。
投資と無駄遣いの分岐点は、買ったものの価値が上がるか下がるかのどちらかです。
価値が上がるものは、投資。
価値が逆に下がるものは、無駄遣いです。
私は現在、PC片手に世界中を旅しながら暮らしてて、
複数の国を行き来するライフスタイルをしてますが、
それはすべてリターンがある投資となっています。
単に遊びで旅行しているだけだと無駄遣いになりますが、
私の場合は、海外で投資をしたり、
グローバルに活躍する投資家や起業家とミーティングしたり、
日本の外から最先端の情報を得たり、面白い体験をしたり、
そうすることで周りとは違う人生経験ができて、
自己成長や、独自の思考、世界観へつながり、
収入や資産を増やせるようになっているからです。
このような形のないものでも、将来的に自分の価値を
上昇させるお金の使い方は投資となります。
価値があがるものを手に入れることは投資になりますから、
「安い物探しに執着してケチケチしなさい」ではなくて、
「価値が上がる物ならお金は使っていい」ということです。
そうすることが、結果的にお金をセーブすることにもつながります。
さて、最後に自分のことについて理解を深めてもらうために質問集を用意しました。
この質問集に答えていくと、「無駄遣いしているか」
「投資をしているか」という習慣が見えてきます。
ぜひ、トライしてみてください。
お金の使い方チェックリスト
以下の質問に「はい」か「いいえ」の2択で答えてみてください。
- 質問1「あなたの財布の中、あなたの銀行口座にいくらお金があるか、具体的な数字を知っていますか?」
- 質問2「買い物をする前に、価格をリサーチしますか? それとも、リサーチなしで行きますか?」
- 質問3「クレジットカードは、毎月月末にすべて完済し、分割はゼロにしてますか?」
- 質問4 「ストレスを感じる時、退屈な時、何か心配とか悩みがある時、疲れている時は、買い物をしないようにしていますか?」
- 質問5「毎月、収入の10%以上を貯金していますか?」
- 質問6「出費は、収入を下回っていますか?」
- 質問7「子供がいる方は、子供の学費をちゃんと貯金していますか?」
- 質問8 「緊急事態のために、1年分生活できる緊急用の貯金をしていますか?」
- 質問9「あなたは投資の準備ができていますか?」
- 質問10「引退後のお金の計画はちゃんと持っていますか?」
- 質問11「あなたは様々な投資ジャンルについて知識がありますか?」
(投資ジャンルというのは、株とか、通貨とか、不動産とか、
1つだけにこだわらず、幅広い分野で知識があるかどうかです) - 質問12「老後の収入源をちゃんと用意していますか?」
- 質問13「投資について勉強していますか?」
- 質問14「自分が理解できるものだけに投資していますか?」
- 質問15「集団心理を無視していますか?」
ここまでの質問で「YES」の答えが多い人は、経済的に強い方だと思います。
逆に、ほとんどが「NO」だったという人は、このまま行くと破産の道だと思われます。
ほとんどが「NO」だった人は、こちらのビデオレッスンなども合わせて受講し、
1つでもYESを増やしていくことをオススメします。
最後に。お金が与えてくれるもの
お金について始めるのが遅すぎることはありません。
あなたが何歳であろうと、借金がいくらあろうと、
必ず正しい道に戻ることができます。
お金も貯めることができるようになります。
今日を変えれば、明日も変わります。
諦めたらそこから先はありません。
そして、その先にあるのは、「自由」です。
お金を持つこと、お金をたくさん貯めて、通帳残高を見てニヤニヤする
という状況がゴールではありません。
最終的なゴールは、自由を手に入れることなのです。
自由とは、私の中では、やりたいと思うことをいつでもできること、
人に頭を下げなくていいということです。
「あれがしたい」「あの場所に行きたい」「あの人と会いたい」
そう思ったとしても、選択肢がない状態では、我慢するしかありません。
自由とは、その真逆状態で、選択肢を非常に多く持ってます。
やりたいと思うことを、理由をつけて我慢する必要が無いのです。
また、変な人、嫌いな人に、 納得がいかないけど頭を下げるようなことは、
絶対にしたくないし、好きな人、気が合う人だけと付き合えるようになります。
人生は一回しかなくて短いです。
自分の気に入らないことをして、嫌な人と付き合う時間はもったいないです。
一つの人生を有意義な人生にしたいと考えると、
お金がなければ、絶対に自由にはなれません。
自由を手に入れる、そのためにお金について考えるのです。